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より効率的に物事を記憶するために、暗記する事柄同士を論理的に関連づけたり、ノートをとる際に色遣いを工夫してみたりと、誰もが独自の学習法を持っています。

“スピード・ラーニングメソッド”と呼ばれる高速学習法(※英語学習用教材のスピードラーニングとは全くの別物)を開発した“記憶術の専門家”マイケル・ティッパー氏は学生時代、自分の記憶力は悪いものだと思っていたようです。

しかし、そんな彼が、記憶についての講義を受講すると、世界記憶力選手権で銀メダルを獲得するほどの“記憶の超人”へと変貌を遂げました。

いったいどのようにして彼は、ネックだと感じていた記憶力向上を成し遂げたのでしょうか。

以下の文章は、ティッパー氏が『WISE (The World Innovation Summit for Education)』 からインタビューを受けた際に、記憶力の向上方法、詰め込み学習の問題点について語った内容をまとめたものです。

 

<記憶力の向上方法>

私の場合、何かを覚えようとする時には、絵を描いたり、マインドマッピングをしたりして、視覚的に物事を理解しようとします。

例えば、道を尋ねた際に口頭で教えられても、情報が耳から耳へと抜けてしまって道順を覚えることができません。しかし、地図を渡されさえすれば、完璧に道順を覚えることができます。

このように、情報を頭の中に入れる時には、絵を描いてイメージを膨らませることと、印象的だと思った部分やその時の感情を強調することを意識しながら、覚えるようにしてみてください。

そうやって頭に入れたものは非常に長い期間覚えていられるのです。

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Cited by Speed learning: How to train your brain

 

<詰め込み学習の問題点>

子どもたちは席に座って教師が伝える情報をただただ聞いている。このような情報の伝え方は退屈で全く面白くないため、子どもたちの脳のスイッチはオフになってしまいます。

現行の学校教育は、人間の脳が嫌うような、不適切で非効果的な“詰め込み”をしてしまっています。

脳に本来備わっているシステムを効果的に作動させるには、創造的で、楽しく、視覚的かつ色彩豊かで、アクティブな情報の伝え方をしなければなりません。

 

<学習効率を上げるために避けるべきこと>

喫煙や飲酒、ストレス、運動不足、栄養不足は、脳に非常に大きなダメージを与えてしまいます。

逆に言えば、適度な運動をし、良好な食生活を取り、喫煙や飲酒を控え、前向きな姿勢を持ち、様々な工夫を用いることで、記憶力は大幅に向上させることができます。

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Cited by Speed learning: How to train your brain

 

<編集部コメント>

人それぞれ自分の記憶術(暗記法)というものは必ず持っているはずでず。語呂合わせ、ダジャレなどを利用したり、ノートをつくってまとめたり、単語カードを作ったりなど方法は様々あります。

今回の視覚的な記憶方法はその一つとして提案されているわけではなく、どの方法にも適用できる記憶術として提案されています。それに加えて、最終項の<学習効率を上げるために避けるべきこと>では、記憶力自体を向上させる方法が提示されています。

記憶するのが苦手と思っている方は是非試してみてはいかがでしょうか。

Translated byItsumi Miwa, Cited and Photo by Speed learning: How to train your brain

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