上院側近によると、共和党上院議員が、米国のアフガニスタンからの撤退中にカブールで軍隊を監督していた将軍の昇進を阻止した。
オクラホマ州の上院議員マークウェイン・マリン氏のこの動きは、2021年のアフガニスタンからの混乱した撤退を監督した上級将校や当局者を解雇するとのドナルド・トランプ次期大統領の脅迫を受けたものである。また、トランプ大統領の政権移行チームが現職および元将校に対する軍法会議の可能性を検討している中で行われた。 NBCニュースが以前報じたように、撤退に関与している。
クリストファー・ドナヒュー陸軍中将は、四ツ星将軍への昇進とヨーロッパにおける米陸軍の監督に指名された。上院補佐官によると、ドナヒュー氏の指名は上院に送られた900件以上の候補者の中に含まれていたが、マリン氏によって保留されたという。
マリン氏の事務所はコメントを控えた。
ドナヒューは、2021年にアフガニスタンから最後の米軍機に搭乗した最後の米軍人となった。 写真 貨物機に搭乗するドナヒューの映像は急速に広まり、アメリカの20年にわたる戦争終結の象徴性を捉えた。
米国が支援するアフガニスタン政府がタリバン武装勢力の手に落ちた後、当時第82空挺師団司令官だったドナヒューは、米軍、米国大使館職員、米軍とともに戦ったアフガニスタン人の撤退を監督するようカブールへの命令を受けた。
元特殊作戦軍司令官トニー・トーマス退役大将はソーシャルメディアへの投稿で、この決定は「恥ずべきこと」であり、ドナヒューは「政治的な駒」として扱われていると述べた。
トランプ大統領の1期目に国務省で働いていたヘザー・ナウアート氏はソーシャルメディアへの投稿で、自分はトランプ支持者でマリン氏は好きだが、ドナヒュー氏の昇進を保留することには同意できないと述べた。
「私が知らない事実がない限り、不名誉なアフガニスタン撤退の前後に軍事昇進を保留するのは間違っている」と彼女は書いた。
ドナヒューは現在、ノースカロライナ州フォート・リバティの第18空挺軍団の司令官である。
現在の上院が間もなく休会に入り、共和党が支配する新しい議会が2025年に発足するため、同氏の昇進は今や危険にさらされる可能性がある。