ドナルド・トランプ氏の弁護士らは、ニューヨーク州控訴裁判所判事に対し、口止め料事件の刑事告発で金曜日に予定されている次期大統領の量刑を差し止める緊急命令を求めている。
弁護士らは中級控訴裁判所である州控訴部に緊急停止の申し立てを行った。
請願書では、控訴裁判所は「トランプ大統領の憲法上の権利の継続的な侵害と、トランプ大統領に直接関係する大統領移行の混乱の脅威を防ぐため、一審でのさらなる刑事手続きの即時停止」を認める必要があると述べている。アメリカ合衆国の国家安全保障と重大な利益。」
彼らは、トランプ氏はすでに大統領免責によって保護されているため、刑を宣告されることはなく、昨年5月の有罪判決は他の大統領免責を理由に破棄されるべきだと主張している。
フアン・マーチャン判事は、同月の大統領免責の新たな基準を定めた連邦最高裁判所の判決を受けて、予定されていたトランプ氏の量刑を延期した。
その後、マーチャン氏は先月の判決で、トランプ氏には大統領に就任するまで免責権がないことを明らかにした。判事は先週、別の命令で、トランプ大統領に対し、業務記録改ざんの重罪34件に対する量刑を金曜午前に行うよう指示し、無条件で解任する予定だと述べた。つまり、有罪判決は確定するが、いかなる刑罰も受けないことになる。
マーチャン氏は月曜日、トランプ氏の滞在要請を拒否した。
マンハッタン地方検事アルビン・ブラッグ事務所の検察官は月曜日の法廷提出書類の中で、これ以上量刑を遅らせる理由はないと述べた。
検察当局はまた、トランプ大統領にとって今が判決を受ける「最も負担の少ない時期」であると主張した。
次期大統領として、同氏は「通常の刑事手続きから大統領が免責されるという実行可能な主張を持っておらず」、「量刑によって中断されるであろういかなる大統領の公式職務にもまだ従事していない」と彼らは書いている。
トランプ氏は5月、2016年大統領選挙終盤に当時の弁護士マイケル・コーエン氏がアダルト映画スターのストーミー・ダニエルズ氏に支払った口止め料に関連した記録を改ざんした罪で有罪判決を受けた。ダニエルズさんは2006年にトランプさんと性的接触があったと証言したが、ダニエルズさんはこの主張を否定している。